スポンサーサイト
--/--/-- (--) --:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | page top↑
読書(性同一性障害関連)
2008/03/17 (Mon) 19:34:46
最近「性同一性障害(GID:Gender Identity Disorder)」をキーワードに本を読んでいた。
その中で特に面白かったものの感想を書いてみる。

変えてゆく勇気―「性同一性障害」の私から (岩波新書 新赤版 1064) 上川あや著

MTF(Male To Female)の著者が世田谷区議会議員選挙に出馬・当選して「性同一性障害者特例法」成立に至るまでの過程と議員としての活動を記した自伝。

「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」(略して特例法とも言う)とは、以下の条件を満たすものに関して、家庭裁判所の許可を得ることにより戸籍上の性別変更を可能にするものである。
1.複数の医師による性同一性障害の診断
2.20歳以上
3.現に婚姻していない
4.現に子がいない
5.生殖機能がない
6.望む性に外見的に似た性器を持つ

特に4、5、6など条件が厳しすぎて現状にそぐわないとGID当事者・関係者からも大変批判の多い法律である(kerorou★日記初記事にもこの法律が念頭にあった)。

法案の厳しい条件に自らも理不尽さを覚えながらも戸籍変更を「不可能」から「条件付き可能」へと導くため四方八方へ頭を下げ法案成立に尽力した内容はもちろんだが、より心に残ったのは特例法関連以外での区議会議員としての彼女の行動だった。
はじめGID当事者として立候補することに周りから「確かに誰かがやったほうがいいことはわかるけれど、それをあなたが背負うの?」と気遣われ、自身も立候補をかなり躊躇っていたようだ。
確かに、特例法成立だけならば他の誰かでも出来たかもしれない。しかし任期中、自分以外のマイノリティの視点を積極的に探して現場を実際に調査し、外国籍住民への行政サービス、点字ブロックの整備や公共トイレのオストメイト(人工肛門使用者)用設備の普及等々を実現させ続けていったことは上川あやさんその人だからこそできたのではないかと思う。


女に生まれて男で生きて 女子サッカー元日本代表エースストライカーと性同一性障害 水間百合子著

身体は女性、心は男性という女子サッカー元日本代表、水間百合子選手の自伝。
GID当事者という面より、サッカー選手の自伝としてとても面白かった。
サバイバル的家庭環境で育った彼はスポーツ万能で「やるなら世界!」のトップ志向。
親に勧められた器械体操は突発的な恐怖心で挫折しサッカーが「一番」のスポーツとなるが中学には女子サッカー部はなし。代わりにバレー部で一年生でただ一人レギュラーの座を獲得したにも関わらず、校外でサッカーの練習場所をみつけるや否やあっさり退部。その後サッカー優先という条件付きで陸上部に転部して日々サッカーのため脚力を鍛えていく。「女子サッカー部があるから」と説得されて進学した高校も、お遊び的な部活だったので退学。自分の人生はサッカーだと確信していたのだろう。
体操に挫折した時に親からも見捨てられたという絶望と孤独の中でたった一人でチャンスを探し、重要な場面を決断し、目標を見据えて掴み取っていく。プロとはこういう人のことを言うのか・・・


他にも読んだ本はたくさんある。そういうのを全部買っていては大変なのでkerorou★は図書館のヘビーユーザーなのだが、利用者カードを通名に変更してもらう時(図書館によっては本人確認書類は郵便物などで済むので電気料金の宛名を利用した)にはやはり少しは手間取った。登録時の性別(そんなもん申告した覚えはないのだが)と通名の性別が違うというのだ。
紛らわしいのは迷惑ですか?
| トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<シンデレラボーイ | ホーム | 10分1000円カット>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://kerorou.blog84.fc2.com/tb.php/18-b5a5c130
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。